Zabbixの管理画面(Web UI)から、監視対象(ホスト)を新しく追加する手順を解説します。
基本となる「Zabbixエージェントを使用したLinuxサーバーの追加」を例に、管理画面での操作手順をフローに沿ってまとめました。
💡 ホスト追加の基本フロー
Zabbixでホストを登録する際は、大きく分けて以下の4つの要素を設定します。
Plaintext
[ホストの作成]
│
├── ① ホスト名(エージェント側の設定と一致させる)
├── ② グループ(分類用のグループを選択または新規作成)
├── ③ インターフェース(IPアドレスやポート番号を指定)
└── ④ テンプレート(監視項目のセットを適用)
🛠️ 管理画面での具体的な操作手順
Zabbix 6.0 / 7.0 以降の標準的な管理画面をベースに説明します。
ステップ 1:ホスト作成画面を開く
- 左側メニューの 「データ収集 (Data collection)」(古いバージョンでは「設定 (Configuration)」)をクリックします。
- 子メニューの 「ホスト (Hosts)」 を選択します。
- 画面右上にある 「ホストの作成 (Create host)」 ボタンをクリックします。
ステップ 2:ホスト基本情報の入力(「ホスト」タブ)
開いた画面の「ホスト」タブで、監視対象の情報を入力します。
| 設定項目 | 入力内容・注意点 |
| ホスト名 (Host name) | 最重要項目です。 監視対象サーバーの zabbix_agentd.conf 内で設定した Hostname= と**完全に一致(大文字・小文字も区別)**させてください。ここがズレると、アクティブチェック(エージェント側からデータを送る方式)が動きません。 |
| 表示名 (Visible name) | 管理画面上で見やすくするための名前です(日本語可)。空欄の場合は「ホスト名」がそのまま表示されます。 |
| ホストグループ (Host groups) | ホストを分類するグループです(例: Linux servers, Web Servers など)。既存のグループを選ぶか、新しい名前を入力して新規作成します。 |
| インターフェース (Interfaces) | 「追加 (Add)」 をクリックし、「エージェント (Agent)」 を選択します。 ・IPアドレス: 監視対象サーバーのIPを入力します。 ・DNS名: DNSで解決する場合は入力します(通常はIPかDNSのどちらかを選択)。 ・接続方法: 「IP」にチェックを入れます。 ・ポート: デフォルトの 10050 のままでOKです。 |
ステップ 3:監視テンプレートの適用(「テンプレート」タブ)
Zabbixはテンプレートを適用することで、CPUやメモリ、ディスクなどの監視アイテムやアラート条件(トリガー)が一括設定されます。
- 上部の 「テンプレート (Templates)」 タブに切り替えます。
- 「テンプレート」の選択ボックスで、監視したいOSやサービスに応じたテンプレートを検索して選択します。
- 標準的なLinuxサーバーの場合:
Linux by Zabbix agent(またはLinux by Zabbix agent active)を選択します。
- 標準的なLinuxサーバーの場合:
ステップ 4:設定の保存と確認
- すべての入力が終わったら、画面最下部の 「追加 (Add)」 ボタンをクリックします。
- ホスト一覧画面に戻り、「ホストを追加しました」と緑色のポップアップが出れば登録完了です。
🔍 正常に通信できているかの確認ポイント
登録後、正しく監視が始まっているかは以下の点を確認します。
- 「ステータス」欄:
有効 (Enabled)になっているか。 - 「エクスプレッション(可用性)」欄:
ZBXという緑色のアイコンが点灯すれば、サーバーとZabbixエージェント間の通信が正常に行われています。
⚠️ 注意:
ZBXアイコンが赤く点灯、または灰色のアラートが出ている場合
- 監視対象サーバー側で
zabbix-agentサービスが起動しているか確認する。- サーバー側の
zabbix_agentd.confでServer=やServerActive=にZabbixサーバーのIPが正しく許可されているか確認する。- Zabbixサーバー ⇔ 監視対象サーバー間で、10050/tcp および 10051/tcp のファイアウォール(ufw, firewalld, クラウドのセキュリティグループなど)が開放されているか確認する。
最初はデフォルトのテンプレート(Linux by Zabbix agent)を適用し、しばらく経ってから「最新データ (Latest data)」画面でCPU使用率やメモリのグラフが正しく描画されているかチェックしてみるのが確実です。









